【毒婦・木嶋佳苗|小説・ノンフィクションに見る結婚詐欺】

法廷で見た結婚詐欺・連続殺人犯

結婚詐欺被害を防ぐ情報サイトです。

 

木嶋佳苗は、中高年男性からお金を詐取し、次々に殺害した犯人。

 

男性対象の結婚詐欺について、この事件から学びましょう。

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本について

北原みのりの「毒婦。木嶋佳苗の100日裁判傍聴記」はタイトル通りの内容。

 

法廷でみた被告、証人、検事、弁護人、裁判官の言動を生々しくレポートしています。

 

被告の故郷、北海道別海町を訪ねたルポルタージュも含まれています。

 

事件の概要

木嶋佳苗(当時34歳)の交際相手6人が短期間に不審死していることが発覚。

 

いずれも婚活サイトなどで知り合い、死ぬ前に多額の現金を受け取っていた。

 

2009年10月に殺人容疑で逮捕。

 

しかし、物証は乏しく、有罪立証は困難と予測された。

 

最終的には、3件の殺人、詐欺、詐欺未遂、窃盗の10件の罪で起訴された。

 

100日にわたる過去最大の裁判員裁判で裁かれた末、死刑宣告が下った。

 

被告は控訴中。

 

被害者1 Oさん(当時41歳)の場合

駐車場管理人、月収30万円の大出氏は婚活サイトで佳苗と知り合う。

 

佳苗のアプローチは、最初からお金を求め、性交渉を前面に出した大胆なものだった。

 

例えば知り合って間もない頃のメール。

 

「私は現在学生です。結婚を前提に学生生活を応援してくれる人を探しています。」

 

「男女のおつきあいですから、肉体関係の相性もあります。本気で思ってくださるなら交際期間中も避妊しなくて構いません。」

 

婚カツサイトで知り合った2日後にはセックス、知り合って11日後に470万円を渡している。

 

23日後、車内での練炭自殺を偽装して殺害された。

 

*****

 

Oさんは結婚相談所で多くの女性と知り合ったが、どれもうまくいかなかったという。

 

「今の女の子は自分のことをお姫様と思っているから意見してやった」と母に話すような、貧困な女性観の男性だった様子。

 

学生時代の友人との食事にも2千円以上使わず、安い店を選ぶような人。

 

典型的な女性に相手にされないタイプと見受けられる彼に、佳苗は得意の料理をふるまい、胃袋をつかんだ。

 

男性の趣味のプラモデルの腕はプロ級。

 

初めて佳苗と夜を過ごすことになった日、老いた母は「女性に会うならズボンくらい新しくしなさい」と買いにいかせたという。

 

被害者2 Yさん(当時46歳)の場合

Yさんは逮捕される直前の数日間を佳苗と過ごした。

 

婚活サイトで知り合った翌日に会い、その翌日には245万円を振り込んだ。

 

驚くことにセックスはしておらず、性交渉がないままに大金を振り込んでいる。

 

交際に反対した姉の家では「俺が幸せになっちゃいけないのか?!」と激昂して暴れた。

 

身内に警察に通報されているので、よほど激しく暴れたと思われる。

 

佳苗が逮捕された後も信じて疑わず、警察に面会に行っている。

 

被害者3 Kさん(当時47歳)の場合

学校に通うための援助交際ということで、3回しか会っておらず、セックスもまだの段階で200万円以上振り込み。

 

その後、佳苗の方からお泊まりしたいとの提案があったので、Kさんは一泊10万円のリッツカールトンを予約。

 

部屋で出されたコーヒーを飲んだ後、気が付くとすでに朝。

 

この時は「セックスとかいろいろしたのに覚えていないの?」と言われ、それを信じた。

 

2回目に別のホテルで同じことが起き、財布の金がなくなっていた。

 

この時はさすがに、睡眠薬を盛られたことを確信した。

 

残っていた液体などを警察に持ち込んだが、「事件性がない」と相手にされなかった。

 

被害を防ぐには?

女性と縁遠い中高年男性は、これらの例でわかるように女結婚詐欺師の絶好のカモなのです。

 

女性観が世間とずれていて低収入な男性でも、真面目で堅実な人なら、中高年になれば数百万円程度の貯金は持っていることも多いからです。

 

いつまでも彼女ができずに中高年になってしまった息子や兄弟に突然恋人ができたら、結婚詐欺の危険はあると考えてください。

 

しかし、対処は極めてデリケートな問題です。

 

もし、本物の恋だった場合、あなたが余計な口をはさんだために、もう一生結婚できないことになる可能性もあります。

 

親だったら、やはり息子には結婚して幸せになってほしいでしょう。

 

兄弟だったら、一生恨まれるようなことはしたくないでしょう。

 

最善の解決策は、探偵による行動調査です。

 

息子さんなり、兄弟なりと会っていない日に、その女性は何をしているのか?

 

結婚詐欺師なら複数の男性と同時並行的につきあっているのが普通なので、必ず別の男性と会っている写真が撮れます。

 

また、オフの日には高額ショッピングや豪遊を楽しむので、収入と不相応な行動も証拠になります。

 

数日から1週間も行動調査をすれば、必ず不審な行動がつかめるはず。

 

調査報告書は、男性に交際をやめるように説得する上でも有効です。

 

相手を信じ切っているので、身内が何を言っても聞きません。

 

第三者が調べた客観的な証拠は、事実を認めさせる上でぜひとも必要なものなのです。

 

すでにかなりの被害が発生している場合、警察に迅速に動いてもらう上でも調査報告書は有効です。

 

一方、調査の結果、真面目な女性であると判明した場合は、息子(または兄弟)にも相手の女性にも、何も告げなければいいのです。

 

調査したこと自体を忘れ去り、恋の行方をあたたかく見守りましょう。

 

疑念が晴れれば、交際を積極的に応援してあげることもしやすくなります。

 

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木嶋佳苗の肖像

木嶋佳苗は北海道別海町で生まれ育ちました。

 

格別に寒さの厳しい平原地帯です。

 

環境がいいといえばいいが、何もないところで、近所の目が厳しい地域だそうです。

 

佳苗は快活で頭のいい子供だったようですが、徐々に問題行動を起こし始めます。

 

小学校5年生の時にセックスをした疑惑。

 

中学3年生の時に、知人の預金引き出し未遂。

 

高校時代は売春の噂が絶えませんでした。

 

高校3年生の時には、中3の時に失敗した同じ相手の預金引き出しに成功。

 

父親が後始末をしたそうです。

 

父親とは仲が良かったが、母親を激しく嫌っていたようです。

 

高校卒業後、上京してほどなく高級デートクラブに登録して売春を開始。

 

やがて婚カツサイトを利用して独力で客をつかんで詐欺を働くようになりました。

 

法廷では売春の経歴も赤裸々に語り、「名器自慢」をして傍聴席をパニックに陥れました。

 

世間では「なぜ、あんなブス・デブが?」と言われましたが、実際の様子は魅力があったそうです。

 

自分は被告なのにいつも違う服でおしゃれをし、弁護人と談笑し、死刑判決も顔色一つ変えることなく聞いていたとか。

 

普通の人間を超越したモンスターとしか言いようがないですが、世の中にはこんな人間もいるのです。

 

女性経験の乏しい中高年男性が太刀打ちできる相手ではありません。

 

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